L'ovest FarmL'ovest Farm ロゴタイプ

自然農法のアズキ(丹波大納言)(Red Bean)小豆栽培

100粒の重さの違いで、

と、されている。小粒、中粒を「普通小豆」、大粒を「大納言」と呼ばれている。私たちは、「丹波大納言」を播種するが、果たして大粒になるだろうか。それが問題だ。

夏アズキ型と、秋アズキ型の2品種ある。

小豆栽培

播種 : 7月上中旬
発芽適温 : 32-33°C (最低:10°C)
生育適温 : 20-25°C (最低:10°C)
好適土壌 : 埴土壌および壌土 pH6-6.5
摘芯 : ナシ(放任)
中耕 : 本葉4、6枚の頃(播種後3、4週間後) : 除草目的
培土 : 開花までに終える
収穫 : 成熟した物から順に収穫。開花期が長いので、3回程度に分けて収穫
乾燥 : ムシロ等に広げて天日乾燥
調整 : 

参考書籍 :
作物栽培の基礎 (農学基礎セミナー) 著者 : 堀江 武 出版 : 農山漁村文化協会(2004/04)

2012年のアズキ(丹波大納言)栽培暦

 「ツネ西」

去年に引き続き、「ツネ西」に播種する。今年は、去年採種した物を使う。残念ながら播種前の計量の記録を無くしてしまって、何キロの種を使ったか不明。大失敗。ただ、写真を撮っているので、おおよそは分かる。気をつけよう。

今回は、一つ試みをすることになる。それは、炭素循環農法でいう「連作障害は無い」の試しである。とは、言っても今年で2年目である。その上、去年は、大した量を栽培していない。結論は出ないだろう。しかし、私は、その考え方に賛同している。それは、植物は、足がないので動けない。自然の環境の中では、種を落としてその場所に次世代の繁殖が行われる。それは、考えてみれば当たり前の話に思える。慣行農法では、土壌が瀕死の状態になっている。だから、土壌自体に植物に適した環境を作る能力は無い。それに比べ、自然農法では、根圏微生物を初め、自前の落葉等で環境が整っている。いや、徐々に住みやすい環境を自ら作っている。そう考えるのは至極自然なことだと思える。それを、試みている。近年、多くの農家でもそれに似たような栽培が行われるようになっているようだ。もちろん、健康農法では不可能なのだが、土壌の改良を行う技術にはそれが、存在する。

2011年12月19日に最終保存をした去年の種

またしても、重さを計るのを忘れてしまったが、この分だと、4アール程度は、播種できそうだと判断している。つまり、「ツネ西」全面への播種となる。しかし、これは、どの程度、種を蒔いていくかで決まるので、定かでは無い。

播種 : 7月上中旬

摘芯 : ナシ(放任)

8月6日 畦の草刈り 播種前:3日

地主が、先日に引き続き畑の中を耕しておいてくれたので、畦だけでも草を刈ることにした。「ツネ東」には、カンナ屑を置きっぱなしにしている。「ツネ東」を耕すには、まずそれを片付けてからになる。

8月8日 種子処理 播種前:1日

防鳥対策と防虫対策に、木酢に浸す。9時から14時まで。それから、水を切り乾燥させる。

8月9日 米糠、EM菌散水、耕起、播種 播種日:0日

半月から1ヶ月遅れの播種になる。

ざるに上げて、水を切って乾燥させて播種する。

まず、トラクターで草を鋤きこんだ後、
 米糠 : 20kg米袋 * 2袋 散布
 EM菌200倍希釈液 * 300L 散水

トラクターで浅く耕起。変な話だが、草が少なすぎる。しかし、地主が気にして鋤き込んでおいてくれたもの、文句は言えない。その鋤き込んだものがどのくらいの効果があるか、または、影響するかの試しでもある。

そして、今回始めて、EM菌の濃度を上げてみた。通常500倍で散水している。それを、200倍にしている。これは、加地さんとの話の中でヒントを得たものである。加地さんは、100倍で散布しているとおっしゃっていた。私は、EM菌については、最終的には使わない方向で考えている。しかし、効き目が今一つ、顕著ではない事が気になっている。それは、間違いなく濃いほうが効くだろうと思う。しかし、500倍を超える濃度で散布、散水すると枯れるものがあると言われている。特に苗はそうらしい。

そこで、思い出した映画がある。ジブリの「もののけ姫」だ。「デイダラボッチ」は、神であるが、「命を与えもするが、奪いもする。」あれ、EM菌の濃度の高いものに似ていないか。EM菌の濃度の高いものは、効き目も大きいが、苗等の葉に掛ると枯れることがある。正に、「デイダラボッチ」ではないか。今回、鋤きこんではみたが、草は、まだ生きている。これで、雨でも降れば根を張って勢力を伸ばそうとする態勢でいる。なので、濃度の高いEM菌を散水すると、草は枯れ、芽の出ていない小豆には、影響が無い。そして、芽が出た時には、成長に適した土壌がそこにある。そんな状況にするべく試みることにした。そして、今まで適当に培養していたEM菌だが、これからは、本格的な培養を行いたいと思っている。しかし、電気毛布に変わりはないが、ちょっとだけ気を使うということだ。

参考写真、映画 : もののけ姫、 監督:宮崎駿

8月10日 播種 播種後:1日

畑全体の周りの溝を作ったり、防鳥糸を引っ張る支柱を立てたりしていると時間が無くなってしまった。やはり、「ゴンベイ」さんが必要だな。

防鳥糸を張り、播種後、さらに、残りの畝の案内の為の支柱を設営。

8月14日 発芽 播種後:5日

雨が続いてくれて、今年の発芽は楽だった。

8月17日 追加の播種 播種後:18日

発芽が揃ったので、芽の出ない所にもう一度種を蒔く。多くは、単に芽が出ていないだけなのだが、中には、綺麗に葉っぱだけ食べられているものもある。多分、鳥ではなく虫だろう。若い葉っぱはいかにも美味しそうだ。もう少し、広い面積に蒔こと思って残して置いた種が役に立った。農業ではこんな事も時々起こる。新規就農者には、未知のことがとても多い。不幸中の幸いだった。本当に、もう一度蒔けてよかった。

芽の出ないのは、どうしたことだろう。土を被せすぎたのだろうか。理由は、不明のままである。種が、悪かったか?

中耕 : 本葉4、6枚の頃(播種後3、4週間後) : 除草目的

8月20日 防鳥糸の取り外し 播種後:21日

10畝分の防鳥糸を取り外した。小豆が10cm程度になったので取り外した。これ以上放っておくと成長の邪魔になりそうだった。

8月27日 観察(一部除草) 播種後:29日

どれも10cmを超える成長をしていた。しかし、思っていた通り草との背比べの状態になっている。放っておくと充分な成長は期待できない。なんとか、苗の間を管理機で耕したい。その後、苗の周りを手で草を引きぬくしかないだろう。もう、反省然りだ。草との共生は難しい。互いに協力したいのだが、それが、上手く出来ていない。とんでもない解決策を見出さなければならない。

9月4日 草刈り 播種後:37日

とんでもなく草に覆われていた。こりゃ、管理機を走らせる事は出来無い。ついに、手で刈ることにした。それにしても、土寄せ(培土)は必要なので、考えなければ。しかし、毎回新しい状況に追い込まれる。その都度、方法を考えださなければならない。なかなか、一定の方法を見つけ出せないでいた。しかし、今後は、ビニールマルチを使うことも考えなければならない。全てに対して適応できるとは思わないが、それでも、多数は、大丈夫だろう。

今日は、1畝と半分程草を刈って敷けた。これが、自然農法だ。しかし、多くの人を幸せに出来無い。方法を考えなければ、ラヴェスト・ファームの明日もない。

9月5日 草踏み 播種後:38日

蕎麦の播種のために、耕起をしようと考えているので周りの畦を草刈りをする。「ツネ東」は、前回の時に鋤き込まなかったので、「西」に比べて草の量が多い。
良い感じになっている。それにしても、この時期の草の伸び方には、いつも驚かされる。刈っても刈っても生えてくる。それでも、周りに迷惑は掛けられないので畑の周囲だけは草刈りをする。

今日も、どうみても草に負けている箇所が気になってしょうがないので、草と小豆の大きくなっている所を見て回っていた。鎌も用意していたので、少し刈り始めてみたが、時間が掛かってしょうがない。この畑は、草も小豆も大きくなるところと、そうでもない所が、偏在している。しょうがないので、旺盛なところだけでもと思って刈っていた。刈って休憩していた時に、畑を見ると、歩いた列だけ草が倒れて、沈んでいた。

そこで、草を踏みつけて見ることにした。そしたら、時間もかからないし、草も起き上がってこない。草も小豆も密生して両方共徒長状態になっているので、踏みつけた草は、起き上がれないのだ。そこで全部踏みつけることにした。畑の中で一人でダンスをしているみたいだった。足で踏みつけるだけなので、小豆の傍の草は倒せない。しかし、それがまた、草が支えになって小豆が倒れないので良い感じだ。ひょっとして画期的なアイデアか(笑)。昔からこんな方法があって私が知らないだけなのかも知れない。何れにしても、数日持つのか、数週間草が倒れてくれているのか分からないが、起き上がったらまた、踏み倒せばいい、時間は、全然掛からない。

9月6日 観察 播種後:39日

やっぱり気になって踏み倒した草の様子を見に来た。今日は、昨日の今日なので流石に大丈夫だった。しかし、このままではだめだろうという感じがする。土寄せもしなければならない。なので、やはり一度管理機かナロー二輪で畝の間を耕さなければならないだろう。

培土 : 開花までに終える

ほったらかしだった

収穫 : 成熟した物から順に収穫。開花期が長いので、3回程度に分けて収穫

11月3日 収穫(種用) 播種後:97日

予想はしていたが、これほど草がはびこるとは驚いた。そして、その中でも育ったことにも驚いた。多分、旨みの強いアズキが出来たと思う。
写真は、収穫した後の写真がだ、約3畝分の収穫が出来たが、この中の大きな実は、来年の種にする。

どうだろ、通常の収量の半分もいかないのではないだろうか。それでも、充分とは言えないが、家で食べるくらいは採れるのではないだろうか。
草を倒しながらの収穫作業なので、時間は掛かる。だが美味しいアズキが出来たのではないかと思うと苦にもならない。 しかし、来年は、やはり、2度くらいは、培土(中耕)を絶対にやろう。反省している。

乾燥 : ムシロ等に広げて天日乾燥

フィトヘマグルチニンの結晶構造 wikipwdiaから

マメ類の毒性について

親しみ深く、食用として多く利用される豆類全般には、レクチンの一種、フィトヘマグルチニン(PHA)が含まれており、食べ過ぎると吐き気や下痢を引き起こすことがあります。レクチンはタンパク質の一種で、加熱することにより変質し、人体に無害になります。加熱時間は約10分程度必要といわれています。昔から、炒ったり、煮たり、水にさらしたり、発酵させたりする調理法が多く用いられたのはその為だと考えられます。ご留意下さい。

左の絵は、フィトヘマグルチニン(PHA)の結晶構造図 wikipediaから

タンポポ 写真Wikipediaから

| プロフィール | サイトマップ | Privacy Policy | 連絡はメール、またはFacebookGoogle+にお願いします | ©20011 L'ovest Farm |
• 画像の無断転載、使用はお断り致します。 • サイト内のページは、予告なく移転又は、削除することがあります。ご了承下さい。
• リンクフリーです。 • 相互リンクは歓迎ですが、常識の範囲でお断りすることもあります。ご連絡下さい